大学時代に作った機構おもちゃ
実家にあったのを子供達に遊んでもらうために送ってもらいました
レバーを回すと溝をスライドしながらぶつからないで回転
溝から飛び出してしまうこともありません
なかなかクセになる回し心地です
この機構はアルキメデスの楕円コンパスと呼ばれています
(ちなみにマルチプルトランメルギヤやオルダム継手と同じ原理です)
さて、どうしてこんな動きになるのでしょうか?
この機構の概念は「円の中をその半分の直径の円が内接して転がる際の円周上の一点の軌跡」です
グラフにするとこんな感じです
黒い2つの点が、機構でスライドしている部品に相当します
ね、小円が転がると円周上の点の軌跡は直線になるのです
おもしろ〜い
この点、円周上ならどの点でも直線上を往復運動します
だからこんな感じで3点とっても成り立ちます
気持ちいい〜
実際に作るとこう
気持ちいい〜
レールの角度が等間隔でなくてもいいし、4本、5本、100本とってもそれぞれちゃんと直線往復運動です
機構って面白いですね
ちなみに、どこが”楕円”コンパスなのかというと、2点を結んだ線の線上にある任意の点の軌跡が楕円なのです
グラフにするとこんな感じ
最初の写真をよく見てみるとハンドルのツマミの軌跡が描いてあります
楕円になってますね(はみ出てるけど)
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グラフはdesmosというサービスを使って作っています
これはこれでめちゃくちゃ楽しい
各グラフの右下のロゴをクリックすると数式などが表示されます
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