子供達と作った工作いろいろ
恐竜時代よりもさらに昔、カンブリア期の海の王者です。左右のヒレで自在に泳ぎ回り、体の正面にあるエビのような形をした前足で獲物を捕らえます。体の裏側、目の間あたりに放射状に歯が並んだ円盤上の口を持ち、この口に齧られたと見られる三葉虫の化石も見つかっています。
1994年に放送されたNHKスペシャル、「生命40億年はるかな旅」で紹介され強烈なインパクトを残しました。ここから古生物に興味を持った人も多いのではないでしょうか?
展開図はこのようになっています。今回はトイレットペーパーの芯の筒構造は開いてしまっているので、折り紙でも同じように作ることができます。外径は左右対称なので、半分に追って左右を一緒に切ってください。口になる部分の切り込みの向きと目の切り込みの長さが非対称になっています。
エビのような前足の部分はこのように作ります。いきなり立定的に折るのは難しいので、まずは直線的に折ってからくいぐいと角度を調整してください。
目の部分は切れ込みの長い方の目から先に穴に通します。この写真では右側の方の目を先に通します(裏側から見ています)。NHK Eテレ朝の番組0655に出てくる「歩くの歌」のロボット3台目
スライドクランクバージョン(名前は勝手につけてます)
アイスの棒をメインの材料に作ってみました
スライダクランクとかスライダークランクと呼んだりします。名前の通り、回転する軸とスライドする軸からなる機構です。回転軸が1回転するとスライドする部分が1往復します。往復運動と回転運動を変換することができ、蒸気機関や車のエンジンのピストンもこの機構が使われています。
通常は直線運動部分か回転運動部分の動きを使う機構ですが、今回は歩行ロボットの足の軌道を作るために、運動の変換をしているリンクの部分の動きを使用します
モーターユニットはTTモーターを使用します
モーターユニットの回転軸から動きを取り出すのは真面目に考えると意外と大変なんですが、今回は昔買ったサーボモーターに付いてきたこの部品(サーボホーンといいます)を使用しました。奇跡的に軸径がピッタリとはまりました。
使おうと思っている穴は中心から約7mmでした。となるとスライド幅は倍の14mm、スライド部分に入る軸の太さが3mmくらいなので、最低17mmの長穴を開ける必要があります。長穴の長さがぴったりだと組み立てがシビアになるので、余裕を持って24mmの長穴を開けようと思います
アイスの棒一本だと厚みにちょっと不安があったので、2本を木工用ボンドで貼り付けて厚みを増しています
そこにドリルで穴を開け、つなげて長穴にします。アイスの棒とサーボホーンはM3のネジで留めます。もともと空いている穴はちっちゃすぎるので少し拡張しましょう。写真に写っているドリルはテーパードリルと言って緩やかな円錐型をしているので、穴のサイズを微調整するのに役立ちます
これで穴径を2.7〜2.8mmくらいに広げます。M3のネジを無理矢理入れて行くと、いい感じにねじ山がフィットするので、ナット要らずでネジ留めできます。穴が小さすぎると割れるし、3mmの穴だとスカスカで留まらないので注意して穴の拡張をしてください。
スライドクランク周りの部品はこんな感じです。(あっ、木のビーズを写し忘れた)100円ショップのハンガーを少し改造して洗った布マスクを干すためのハンガーを作ってみました
フックの位置を少し変えて、追加のフックを取り付けただけですが💦
子どもたちもドライバーの扱いが上手になってきました
これで家族のマスクをスッキリと干すことができます
ちなみにこのL字型の金具、パッケージに「ヨーオレ」と書いてあってちょっと意味がわからなかったのですが、先日ホームセンターで別のパッケージを見て漢字が判明
「洋折」
でした。西洋風折れ金具の略?
同じフックでもハテナ型のやつは洋灯吊、先っぽが開いてなくて丸く閉じているものはヒートンと言うそうです
お店での陳列の際にパッケージ単体でも前面をしっかりと見せるための工夫だと思いますが、何がすごいっていわゆる普通の箱の構造とほとんど変わらないこと。おそらく箱を紙から切り抜いたり組み立てたりする工程や使っている機械は、普通の箱を作る時と何一つ変わらないと思います
たったこれだけで新たなる機能を付加しているのです
これぞアイディアですね
電池とモーターが使えると動く工作が作れるようになります
最初に、シンプルにモーターと電池をただつないだだけのもので遊んでみました
たったこれだけですが、
などなど、いろんな観察、実験、体験ができます
子どもたちは30分くらいいろいろ試して遊んでいました
今回は単3電池が2本入るスイッチ付きのギアボックスにタミヤの太陽電池用のモーターをつなぎました。このモーターはゆっくり力強く回るタイプで、回転を止めてみようと手で軸をつまんでもなかなか止められないくらいトルクがあります
https://www.tamiya.com/japan/products/76005/index.html
子供の頃に手に入れたモーターでしたが、今も同じ型番でまだありますね
さて、このような部品達はどこで手に入れられるでしょう?
秋葉原に行って千石や秋月に行けば何でも揃います、2店とも通販もやっています
Amazonでも意外と売っていて、例えば「電池ボックス」と検索するといろいろ出てきます
ヨドバシカメラの通販でも結構充実していておすすめです
最大級の翼竜
翼を広げると10メートルを超えます
地上に降り立った時の背の高さはキリンと同じくらい
魚や小動物を食べていたのではと考えられています
人と比べるとタイトルの写真くらいの大きさ、ケツァルコアトルスから見ると人も小動物ですね
ここまで大きくなると体の構造が飛行に耐えられたのか不思議になります
実際に、飛行能力は無くなってしまい湖などの周りを歩いて魚をとって暮らしていたのではないかと言う説もあるそうです
飛べない翼竜なんてすぐに肉食動物に食べられてしまいそうですが、大型肉食動物のいない島のような隔離された地形ならあり得る話です
無人島に漂流して、こんなのがわしゃわしゃ歩いて出てきたら絶望しますね
飛んできても絶望ですけど
大学時代に作った機構おもちゃ
実家にあったのを子供達に遊んでもらうために送ってもらいました
レバーを回すと溝をスライドしながらぶつからないで回転
溝から飛び出してしまうこともありません
なかなかクセになる回し心地です
この機構はアルキメデスの楕円コンパスと呼ばれています
(ちなみにマルチプルトランメルギヤやオルダム継手と同じ原理です)
さて、どうしてこんな動きになるのでしょうか?
この機構の概念は「円の中をその半分の直径の円が内接して転がる際の円周上の一点の軌跡」です
グラフにするとこんな感じです
黒い2つの点が、機構でスライドしている部品に相当します
ね、小円が転がると円周上の点の軌跡は直線になるのです
おもしろ〜い
この点、円周上ならどの点でも直線上を往復運動します
だからこんな感じで3点とっても成り立ちます
気持ちいい〜
実際に作るとこう
気持ちいい〜
レールの角度が等間隔でなくてもいいし、4本、5本、100本とってもそれぞれちゃんと直線往復運動です
機構って面白いですね
ちなみに、どこが”楕円”コンパスなのかというと、2点を結んだ線の線上にある任意の点の軌跡が楕円なのです
グラフにするとこんな感じ
最初の写真をよく見てみるとハンドルのツマミの軌跡が描いてあります
楕円になってますね(はみ出てるけど)
ーーーーーー
グラフはdesmosというサービスを使って作っています
これはこれでめちゃくちゃ楽しい
各グラフの右下のロゴをクリックすると数式などが表示されます
工作したあとのゴミってなかなか片付けるのが大変です
折り紙のかけらは薄くて拾いにくいし、机から落ちたらやっかいだし、子供達は片付けないでどこか行っちゃうし…
片付けが楽に、楽しくなるようにゴミを食べるパクパクモンスターを作りました
こんなふうに机に噛ませて、口の方からゴミを押し込むと袋の中に入ってくれます
恐竜の化石に大興奮の娘、
地球館の地下の恐竜たちを見て日本館のフタバスズキリュウを見て
ミュージアムショップで恐竜のぬいぐるみたちの前で散々悩んだ結果、選んだのは…
ダイオウイカ
なんでー?!
ちょっとリアルに作ったVer2匹目、トリケラトプスです
制作Movieはこちら