T4バクテリオファージ、ウィルスの一種です
頭の形は三角形が集まった20面体、この中に自分のDNAが格納されています。6本の足で細胞に取りついたら真ん中の管からドリルが降りてきて細胞に穴を開け、そこからDNAを細胞の中に送り込みます。とりつかれた細胞は本来は自分が細胞分裂して増えるための仕組みをウィルスに乗っ取られ、なんと注入されたDNAを元にウィルスを生産してしまいます。最終的に細胞ははじけ、中から大量のウィルスがばら撒かれます。
恐ろしい増殖の仕組みですね。
存在は恐ろしいですが、メカメカしい形状は魅力的です。直線で構成された工業製品のように見えてきませんか?
写真で左側の三角形が集まっているところが頭の正二十面体になる部分、右側の四角がたくさん集まっているのが真ん中の筒と足になる部分です。複雑形状なのでいつもよりもきっちり下書きをしました。
切り取るとこんな感じ。四角を切り落とす地道な作業が続きます。
頭の三角形は折り目に軽くカッターで切り込みを入れ、折りやすくしています。筒と足の部品は交互に配置されていて、それぞれ6個あります。足はそのまま下に折り曲げて6本の足になります。
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